大学受験を間近に控えている受験生

大学受験を間近に控えている受験生は授業だけでは伸びないなんてことは、まったく知らないのです。予備校というのは、できる生徒がタダで通って、合格実績の大半も、そういうタダの生徒が稼ぎ出したものだとはつゆ知らず、来年になれば自分も合格人数の中に入っているだろうと無邪気に信じて予備校通いをしている生徒がほとんどなのです。だからこそ、授業を受けっぱなしにして、参考書を解いただけでは成績が上からないことを明確に伝える必要があります。そして、どうやったら成績が上がるのかを、わかりやすく伝えることが絶対に必要です。ですから、現役受験生はもちろん、親御さんも教師の方々も、ぜひ「学習の三段階」を知り、広く伝えていただければと思うのです。
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集団授業で避けられない現実

集団授業を行なう際に避けられない現実もあります。たとえ成績別のクラス分けをしていたとしても、一クラスの中でのトップと「ドベ」の格差はかなり開いています。どこに照準をあてで授業を進めるかは講師の裁量によるのですが、塾はトップグループを対象に教えるよう、講師に指示します。たとえそれで授業についていけない生徒が塾をやめたとしても、トップレベルの生徒がやめるよりはいいのです。それはもちろん、塾の成績であり、営業戦略の源となる合格実績をあげるためです。あなたの子どもが塾の期待を背負うトップレベルの学力の生徒であれば、それは好都合かもしれません。でも、そうでなかったとしたら?そうではないケースのほうが大多数を占めるでしょう。そういう人は少人数制である個別指導塾の方が良いといえるでしょう。
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サテライト授業がスタート

予備校講師がしめし合わせたわけでなく、個々の講師が個的レベルで模索した結果、ほとんどがそういった授業を行っていたのだ。大袈裟に言えば高校と予備校の役割の逆転である。一九八五年のカリキュラム会議はこの現実をはっきり映し出したのであった。教科の本質的理解の授業が成功すればどうなるか。一旦、その教科の面白さを知り、知的好奇心を揺さ振られた生徒は、あとは放っておいても自分で走りはじめるのである。だが悲しいかな、本質的授業というやつは時間がかかる。予備校にはそれに当てる時間的余裕はせいぜい一学期間しか与えられていない。二学期に入ればやはり過去の入試問題や予想入試問題を相手に正解作成授業に入らなければならない。そこで予備校をあげて短期間で教科の本質に迫る方法を模索した結果、授業を映像に閉じ込めればいろいろな武器が使える、ということが分かった。コンピュータ・グラフィックスも使える、ビデオも使える、音声も導入できる。現行のチョークと黒板だけが武器の環境よりも、はるかにいろいろな試みができる。かくしてスタジオで授業をつくり、それを宇宙衛星めがけて発射し、反射して来た電波を各教室のアンテナでキャッチするというサテライト授業がスタートするのである。もちろん本体の授業ではなく、選択授業としてであるが。